11/24 あじさいサミット2024に参加してきました。スペシャルシンポジウム「相模原市の在宅医療の実態を共有する」では、お世話になっている訪問診療の先生方が勢揃いで、壮観でした
内容は明るいものだけではなく、人材不足、医療費問題など、先生方の問題意識を共有させて頂きました。
広瀬病院 廣瀬先生が今後の在宅医療について「ほぼほぼ外来、時々往診、まれに入院」がいいのではないかと発言され、たいへん印象的でした。
ひと昔前は、かかりつけの医師に外来でお世話になり、どうしてもの時は往診をお願いしたり、看取って頂いたりと、ひとりの医師と患者の関係が最後まで続くケースも多かったのでしょう。そのことが患者はもちろん、医師のやりがいに繋がるというような発言がこのシンポジウムでもありました。
当事業所では、訪問診療にお世話になるケースが多くなってきました。外来受診ができなくなり、主治医を訪問診療に変更するのですが、どの先生も親切で、利用者さんや家族さんのお話をじっくり聞いて、診療を進めてくださいます。新しい先生への信頼はすぐに構築されているように感じます。
けれど。少し前に担当したお宅では、利用者様が亡くなった後に、やはり何十年も外来でお世話になった先生に、最後まで見てもらえていたら・・・と家族様からお話が出ました。いい、悪いではなく、私たちが地域支援を考えていく上で、大切なことが含まれていたように感じて、忘れられません。地域のみなさんと一緒に、これからも考えていけたらと感じています。